やよいブログ

小泉やよい ● Vocal & Guitar / Songwriter / ボサノヴァ弾き語り

ずれ

ここ数日は、文語体の文章の朗読の練習をしていた。

文章を読み、声にした後、録音して聞き返して直して、録音して聞き返して直して…を繰り返す。

だんだん、文語体に声が引き摺られるような感じがして、意識の混乱極まった。

元々、音声化を目的として書かれた文章ではないだろう。

言葉が滞りなく流れるように読む。素直に聞こえるよう、音声にするので、精一杯だった。

文語体を朗読する、という事に、拠り所はない。どんなに流暢に読めるようになっても、ズレているだろうと思う。

でも、そのズレが、創造性が入り込める場所で、面白味なのではないかと、思った。