今回は思い出話です☕
今朝Twitterを眺めていて、仙台でかつてリブリッジ・エディットがあったビルが取り壊されたことを知りました。
メディアテークのすぐ北側、リブリッジ・エディットのあったビルが取り壊し工事で消滅。突然のことにいささか動揺した。このギャラリーに通いつめた日々の想い出が脳裏を駆けめぐるばかり。当時は珍しいNPOによる運営。思えば、仙台のアートシーンに果たした役割はとても大きかった。 pic.twitter.com/l7EIaUcNxa
— lonely audience (@fishy1038) 2020年9月19日
(いつもお世話になっている lonely audienceさんのツイート。)
※リブリッジ・エディットが作られた経緯については、こちらのページに詳しくまとめられていました。
https://forum.10plus1.jp/renovation/archives/034rebridge/034-summary.html
リブリッジ・エディットはとても思い出深い場所です。ご縁のはじまりは、ちょうどエディットが完成した2003年頃。NPO法人リブリッジのメンバーだった写真家の城田清弘さんからのご紹介で、演奏をさせていただくようになりました。
最初はバンドで演奏していたのですが、自作曲を作るようになってからは『小さな音楽會』と銘打ってひとりライブをしていました。何もない白い空間で、何かを解き放っていた。思いついたことを何でもやる感じで、若さゆえの勢いで突っ走っていました。無知だからこその恥ずかしい失敗もありましたが💦、いろいろな方々にあたたかく応援していただいていたんだなと、今振り返ると強く感じます。(写真は 2005年7月2日 ライブ前に撮影。ブレブレでスミマセン...)
エディットの運営をされていた山崎環さんは、『小さな音楽會』のフライヤーや、アルバム『SOLA』のジャケットのデザインをしてくださり、一人で歩きはじめたばかりのヨチヨチ歩き状態だった私に、とても大きなサポートをしてくださいました。当時の記録がなくなってしまったので、この機会に、環さんにデザインしていただいたもののいくつかを掲載しておきたいと思います。
● アルバム『SOLA』のジャケット
● 2005年7月2日に開催したひとりライブ『小さな音楽會 vol.2』のフライヤー
2枚目のアルバム『Aquatron』でジャケットの絵を描いていただいた画家の麻生日出貴さんと出会ったのも、エディットでした。麻生さんの個展ではライブもさせていただいて。
2006年11月、麻生日出貴さんの個展『DANCE WITH DEVILS展』にて。
あの白い空間が、歌いはじめた頃の私の成長を受け止めてくれていたんですね。
最後に、エディットの外で撮った写真を。建物の外観が分かるかなと思います。
2006年8月、machinavi PRESS というフリーペーパーに掲載された際、撮影していただいた写真です。
私は今、新型コロナ禍のまわり道企画、オリジナル曲弾き語り録音計画のプリプロダクションをしているところで、エディットと深いご縁があった頃に作った曲をいくつか歌い直しています。
建物自体がなくなってしまったことにはどうしようもなく寂しさを感じてしまいますが.....胸の内にある鮮やかな思い出とともに、時を越えてまた新たな気持ちであの頃に作った曲を歌える幸せを、感じていたいと思います🐦