「Practice (練習)」シリーズ、二曲目をYoutubeに公開しました。
曲は『Carinhoso "カリニョーゾ"』です。
2024年1月17日の練習の音源になります。
新しい年になりました🐉
今年はお正月から、大変つらい出来事が立て続けに起きていて...。
みなさん、お元気でお過ごしでしょうか?
年末年始は、例年、何かと忙しく過ごしています。
実家のある栃木県で迎えた今年のお正月。
外はとてもきれいな青空で。
気分転換の散歩から戻りひと休みしていた時に、スマホの緊急地震速報が鳴りました。
震源地が能登地方となっているのに栃木県でも結構揺れたので、これはまずいことになるな、と直感しました。
(東日本大震災による揺れを都内で経験した時のことを思い出しました。)
能登半島では今も、孤立状態で救助活動や支援物資が行き届いていない地域が数多くあるとのこと。
地震発生から5日目になっているというのに...。もどかしさが募ります。
輪島市は、亡き母と最期に旅行をした、わたしにとって思い出深い場所でした。
壊滅的な被害を受けてしまったことが、とてもとても悲しいです。
昔の写真を探してみたら、旅行中に撮影した当時の写真のデータが残っていたので、ここに掲載します。
まずは何よりも、救助活動や救援活動、支援物資が全ての地域に行き届きますように。
そして一日も早く、地震による被害にあわれたみなさんの生活の基盤が復旧しますように。
穏やかに過ごせる時間が戻りますように。
ただただ願うばかりです。
心よりお見舞いを申し上げます。
********
いつも年明けには一年の抱負を考えているのですが、
今年はいろいろなことが起こりすぎて、ついていくのに精いっぱい。。
頭の中が混乱して、言葉としてまとめられない感じです。。。
一日一日を生きながら、何か指針を見つけていければいいかな。
近況としましては、
ちょっと思うところありまして、
「Practice (練習)」シリーズと称してYoutubeで音源を公開することにしました。
手始めに、1月3日の練習の音源を公開してます。
曲は『Valsa de Eurídice "ユリディスのワルツ" (Vinícius de Moraes) 』です。
「録音する」となると、「作品を作る」というか、音を「残す」ことを意識してしまうのですが、そこから少し自由になりたくて、このシリーズをはじめました。
残すことを意識しない歌、という歌のあり方っていいな~という思いが、なんとなく芽生えてきまして。
不定期更新です。先のことはあまり考えていません。
音源に出会ったら聴いてみてください。(公開したらブログでお知らせします。)
もう一つ、思うところありまして、
SNSのことなんですけど、
これまで X (旧Twitter) を中心に使ってきましたが、
仕様の変更で見にくくなってきたので (広告やオススメが多くてすごく疲れる...トレンドの地獄度も増している...)、使い方を考え直しています。
アカウントは消さない予定です。
今後はライブのお知らせとブログの更新情報を掲載するくらいにしようと思っています。
このブログに訪れてくださるみなさんの中には Xユーザーの方もいらっしゃるかもしれないので、念のため、お知らせでしたm(_ _)m
********
最後に、年の瀬に黒羽 (大田原市) へ、鮎を買うお使いに行った時の思い出写真です🐟
高橋商店さんの鮎、とっても美味しいですよ~♬
空腹のあまり、家に帰るまで待てなかった(笑)
みなさん、今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします!
◆ 2024年のライブ ◆
● 4/26 (金) 千葉みなと Jazz & Bar clipper
小泉やよい 弾き語りの夜
小泉やよい (vo, gt)
2023年が暮れていきます。
不穏な世界。
みなさんの2023年はいかがでしたか?
わたしの今年の抱負は「とにかく健康でいること」だったんですけど、
振り返ってみると、
疲れが溜まると、これまで経験したことのないような不調が出ることがありまして。。。
健康診断で特に大きな問題はないので、年齢のせいかな。
もう無理はきかないお年頃なんだと実感した一年でした。
それでも、
今年開催した弾き語りライブ&レッスンはおかげさまでどれも充実した時間になりましたし、
旅に出かけることができましたし、
毎日コツコツ、ポルトガル語や英語の勉強を続けられましたし (正直、物覚えには衰えを感じます💦)、
ブログには書いていませんが新しいことに挑戦できましたし、
上々です!
できれば来年は、上記の「今年出会った新しいこと」への学びを深めていきたいと思っているんです。
でもあまり無理はできないから、現実的には、体調をみながら少しずつ...といった感じでしょうか。
わたしの音楽活動はライフワークみたいなもの。
目先の成果や結果にはこだわらず、自分の人間としての成長に繋がるように、一歩ずつ前へ進んでいきたいです。
ポンコツなりにがんばろー。
今年一年お世話になったみなさん、本当にありがとうございました!
そして、当ブログに訪れてくださるみなさん、どうもありがとうございます。
わたしは文章を書くことが昔からすごく苦手なのですが。。。
このブログは音楽活動の記録と生存報告?のために続けています。
移り変わりの早いインターネットにおいてブログサービスを終了してしまう会社もありますが、はてなさんは続けていてくれて助かります。
これからも細く長くお付き合いいただけましたら幸いです。
みなさん、よい年末年始をお過ごしくださいね。
よいお年を~🐦☕
『曲がった鋤』 著: イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール 訳: 武田千香、江口佳子
夏の間に読んでいたのですが、感想文を書くのがすっかり遅くなってしまいました。。
(ライブがあると他のことに気が回らなくなる、わたしの悪い癖です💦)
『曲がった鋤』は、この夏に読んだ二冊の本のうちの一冊。
※もう一冊は、第77回毎日出版文化賞を受賞した『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』です。こちらの記事でご紹介してます。
そもそも、どうしてわたしがこの本に興味を持ったのかといいますと...
今年リリースされた、ブラジルのシンガーソングライター Rubel (フーベル) の『As Palavras Vol. 1 & 2』というアルバムがありまして、
初めて聴いた瞬間から心を掴まれまして、
久しぶりに音楽の希望みたいなものを感じることができたアルバムだったんですけれども、
このアルバムについての解説を読んだところ、
フーベルはアルバムの制作中に『曲がった鋤』から大きな影響を受けた、とありました。
解説の記事はこちらです→
実際、『Torto Arado (曲がった鋤)』という同名の楽曲がアルバムに収録されています。
『曲がった鋤』は、ブラジルの現代文学作品で、奴隷制度の影響が色濃く残る地域の農場を舞台に繰り広げられる物語です。
本作については、こちらのレビューが大変詳しいです。
わたしがこの作品に興味を持った頃、作者のイタマール・ヴィエイラ・ジュニオールさんが来日していて、運良く、講演会をオンラインで聴講することができました。
ブラジル北東部バイーア州の出身で、大学卒業後、公務員として農村部で働き、奴隷制の影響が現在も色濃く残っていることをフィールドワークを通して理解した、という作者。
講演会で語られていたことの全てをメモすることはできませんでしたが、
この作品の背景として参考になりそうないくつかの断片を、ここに書いておきたいと思います。
・1500年代からの奴隷制は、略奪的な新しい生き方を生み出した。
・ブラジルは今も「植民地化」と「奴隷制」の遺物の中にいて、人を貶める永続的なプロセスが一般的になっている。
・社会的な不平等が人種的不平等とイコールになっていて、想像もできないような格差がある。
・アフリカからの奴隷は、歴史や知恵から全てひきはがれた。さらに、ブラジルでは奴隷制廃止の際に農地改革がすぐに行われなかったため、移民のように土地を自分で耕して自分のものとして働いてもらおうとしたが、そうはならなかった。
『曲がった鋤』は、「所有する」ということを禁じられた人達の物語です。
家すらも、泥でしか作ってはいけない。
この作品には「精霊」という存在が登場します。
「精霊」の存在は、彼らが生きる上でどのような意味を持っているのか、
異なる文化の中に生きているわたしにも、その一端を感じることができたように思います。
何より驚くのは、この物語は遠い昔のことではないということ。
わたしの手元にあるブラジル・ポルトガル語の教科書に、ブラジル北東部について解説したページがあるんですが、そこにはこのように記載されています。
国土面積の約18%にブラジル全人口の約30%が集中する北東部は、大西洋沿岸では気候が高温多湿で農業が盛んですが、いまだに旧態依然とした大土地所有制が残り、内陸には一般にセルタォン (sertão) と呼ばれる非常に乾燥した一帯が広がっていて慢性的な旱魃に見舞われ、そのたびに南東部への国内移住を引き起こしています。乳児死亡率 (千人あたり59人 ---- 先進国平均は9人) も文盲率 (約30%) も高く、ブラジルの最も貧しい地帯となっています。
知識としてしか捉えられなかった上記のような教科書の文章が、
一気に立体として見えてくるような、
人々の生きる姿としてまざまざと立ち上がってくるような...。
そんなふうに、この作品を読んだことで自分の認識が決定的に変化したことを感じます。
ジルベルト・ジルの『Eu Vim Da Bahia (僕はバイーアから来た)』という曲があるのですが、
この曲の歌詞の見え方も変わってきました。
「異なる文化ではあるが、求めるものは普遍的である」と、イタマール・ヴィエイラ・ジュニオールさんが講演会で仰っていました。
大きな力のある作品です。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいなと思っています。
12月です。そろそろ一年が終わりますね。
寒暖差が激しすぎて、なんだか季節感を持てずにいますが...
そんな気持ちを置き去りにして、
時は流れていく。。。
さてさて、次回のライブのフライヤーが完成しました!
年内に出来上がって良かった(*´ω`*) 気分スッキリです♬
だいぶ先の予定なのでブログにはまだ掲載していませんでしたが、ホームページのライブスケジュール欄には詳細を載せています。
ぜひチェックしてみてください!
https://www.yayoikoizumi.com/live-event.html
会場となる千葉みなとクリッパーさんに、早速フライヤーをお届けしました。
店内で見かけた時にはぜひお手にとってみてくださいね。
年内のレッスンもひと段落です。
個人レッスンと、美浜カルチャーセンターでのグループレッスン。
わたしにとってとても大切な場所。
レッスンという場があるおかげで、
ボサノヴァをはじめとするブラジルの音楽について、
音楽が生まれる歴史的&文化的な背景について、
ずっとずっと深く考えるようになりました。
そして、とりわけ歌詞に対しては、読み込む解像度が格段に上がったと思います!
レッスンで時間をかけて音楽を分かち合う経験をしたことで、ライブで歌うというだけでは辿りつけない場所に来れたんじゃないかな、と思います。
参加してくださっているみなさんに心から感謝です(^^)/
先日、千葉県立美術館『テオ・ヤンセン展』に行ってきました。
20年ほど前に何かの雑誌で見て以来、心のどこかでずっと気になっていて。
今回、ストランドビーストが動く姿を生で見ることができてうれしかったな~。
進化系統樹もありました。ほんとワクワクするよね。
この展覧会は「写真&動画撮影OK、SNS投稿OK」だったので沢山写真を撮ったのですが、これから見に行くみなさんの楽しみを奪わないように、一枚だけ、会場の様子を掲載しますね。
眺めているだけで、疲れて凝り固まった頭がほぐれていく...。
脳が温泉につかったような感じ♨ (笑)
千葉みなとの海です⚓
今年は何度も訪れました。この景色を見ると気持ちが落ち着くようになりました。
千葉に住んで10年。少しずつ馴染みの場所が増えてきてうれしい限りです🐦
以上。一年を振り返る前に、ちょっとした近況でした☕
2023年11月24日 (金) 千葉みなと Jazz & Bar clipper にて、弾き語りライブ『小泉やよい 弾き語りの夜』を行いました。
ご来場くださったみなさん、遠い場所から想いを寄せてくださったみなさん、サポートしてくださったクリッパーさん、どうもありがとうございました!
********
この日演奏した曲のセットリストです。
*マークが付いている曲はオリジナル曲です🐦
《1st Set》
1. イントロルゴール no.2*
2. Avarandado アヴァランダード
3. O Samba Da Minha Terra わたしの故郷のサンバ
4. Tem Dó テン・ドー
5. たそがれ*
6. Caminhos Cruzados 十字路
7. Odara ~ Frevo De Orfeu オダーラ ~ オルフェのフレーヴォ
8. O Barquinho 小舟 リクエスト
9. Library* リクエスト
《2nd Set》
1. ココロコロコロ*
2. Chove Chuva ショヴィ・シュヴァ リクエスト
3. Sampa サンパ
4. ブラザー軒
5. O Telefone 電話
6. Moshi Moshi モシモシ
7. Frozen Town* リクエスト
8. Quem Sabe Isso Quer Dizer Amor ひょっとしたらそれは愛を意味している
9. こぼれおちるもの* リクエスト
《アンコール》
1. Fotografia フォトグラフィア
********
夜のライブハウスで演奏するのは何年ぶりかしら?
思い出せないくらい久しぶりですね。
しかも、仙台を離れて以降、弾き語りでライブハウスに出演するのは初めての経験...
ということに、演奏中に気付きました。(笑)
PAを通した音を聴いて、
夜のライブハウス特有の、あの独特の空気感に触れた時、
あ!これこれ!これがやりたかったんだ!って思いました。
病み上がりだったんですが (一ヶ月前に新型コロナに罹患💦)、
自分的には攻めの選曲でがんばりましたよ (*´ω`*)💪
この日この場所に集ってくださったみなさんが
わたしの演奏をとてもあたたかく受け止めてくださって
本当に、本当に、ありがたかったです!✨
「クリッパーさんでのライブは年に一度くらいやれたらいいかな~」
なんて思っていて、
ライブ中のMCでもそんなふうにお話しして、
次の予定は何も立てていなかったのですが。。。
今回のライブでみなさんからあたたかな反応をいただけたことがとっても嬉しくて、
早速、次の『弾き語りの夜』を計画することにしました!
次回の『小泉やよい 弾き語りの夜』@千葉みなと クリッパーは、
【2024年4月26日 (金)】に開催いたします♬
まだまだ先のことですが、なんとなく頭に入れておいていただけたら幸いですm(_ _)m
ホームページのライブスケジュールには詳細を掲載しました。
https://www.yayoikoizumi.com/live-event.html
フライヤーはこれから作りまーすヽ(´エ`)ノ
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
無事にライブが終わってホッとしました~☕
これから日常に戻って、
療養+ライブ準備でほったらかしにしていた庭の手入れや、
年末年始に向けてのあれこれ、
レッスンの準備、
日々の勉強やトレーニングなどなど、
毎日を元気に過ごしていきたいと思います🐦
秋と冬の境目です。
みなさんどうぞお体にお気をつけて、
あたたかくしてお過ごしくださいね🍲